パルフェRO
もしちょっとでも遊んでみようという意思のある人間はこの先を絶対に読むな。
面白いか、手を出す価値があるかどうかだけ知りたいなら「ある」のでやるならとっととやれ。
もっとも、今更なゲームではあるんだけど。ごめんねどら流行に乗れなくてごめんね。
バレ部分のほとんどの情報を持った状態でスタート。正直もったいなかった。
多少のバレを吹っ飛ばすくらいの衝撃を期待してたんだけどそこまでではない。
でも知らなかったらこれはかなり来るなぁ って感じだったんで泣いた。
みんなが里伽子＆まー姉ちゃんは最後に持ってこいって言うから我慢して進めたよ！
以下攻略順に各シナリオ感想。
・かすりルート
里伽子＆まー姉ちゃんは後回し、カトレアの評判もいいので後回し＝ペアの由飛も後回し。
な消去法の結果の2択で黒髪なこの人から。
口は災いの元 を地で行きすぎててﾜﾛﾀ。 言動のほとんどが裏目に出てる。
しかし最終的には雨降って地固まるハッピーエンド。
深い伏線も大きな衝撃も無いけど綺麗にまとまってて面白かった。
年上のお姉さんに振り回されるのは我々の業界ではごほうびなので個人的には好き。
あとコンテストの時の板橋店長のセリフが
ファミーユがブリックモールに呼ばれた理由の解答のひとつになるのかな？
前作やってた人は冒頭の電話で分かっただろうがワシはやってなかったんでおまけのファミーユまでやってやっと分かった。
・明日香ルート
この子はずるいなぁもう！と何度言わされたか。引き気味なスタイルのキャラが多い中で唯一押せ押せな子。
意識無意識関わらず自分の力を全て使って押し切って、最後には里伽子にまで負けを認めさせる凄い子でした。さすが子悪魔。
47ページとかルート開始直後のジャマされまくりなとことか映画館で反撃されて逆に撃沈するとこが好き。
ラストの演出はわりと泣けた。最初の2人は捨てキャラのつもりだったけど大満足。
・由飛ルート
うーん… 天才は凡人の理解の範疇にいるからこそ天才というか なんとも掴みにくい子だ。
玲愛と丼で攻略しないといけないのを知らずにNORMALに突っ込んで手間かかったり良い印象が少ないなぁ。
素の声のムカつき具合と歌声の良さとで中の人は光ってると思った。
カトレアが(けして報われない)大活躍だけど、こういうツンデレキャラは報われてないときの方が輝いてると思うのはワシだけでしょうか。
・玲愛ルート
超王道金髪ツインテールツンデレ娘。 全てのツンデレは道を空けろ！的な。
何らかの原因によるマイナスの立ち位置＞反発するうち惹かれ合い＞デレデレとまさにツンデレの教科書。
逆にそのせいでシナリオの展開に斬新さは無い。
由飛ルートでも書いたけど個人的にデレきったとこよりツンを維持しつつデレってる状態というか
誰にも理解されない孤高さというかそんなのが好きなんでデレきられるとイマイチだなぁ。
玲愛ルートだと仁もちょいヘタレるもんで余計に。
でも由飛玲愛2人とも「満点にいくら足しても変わらない」って言うところは来た。これは上手い。
それと最後のトラップ、試したかったのは玲愛か仁か。里伽子も万に一つの可能性に賭けてたのかもしれないと思うと面白い。
・恵麻ルート
やっと辿り着いたメインディッシュ。と思いきやここでも攻略に苦労。波紋の発生条件わりとギリギリ過ぎだよぅ。
ダメ姉素晴らしい。何故あなたはそんなにもセーラー服が似合うのか。
醜い部分を曝け出す必要がある ってまで言うからどれほどのもんかと思ってたんだけど
事前に得てたバレ分以上の衝撃は無かった。惜しい。
妄想では物理的に結婚不可能になった仁との関係を忘れるための一人との結婚ではあったが
結果的に一人と入籍＞仁とは戸籍上他人に＞一人死亡＞仁と結婚可能？(実際にどうなのかは知らん)になって悲しい裏で喜んでた自分がいた とか
仁と自分以外の周りの女性との関係を絶つために繋がりの元となるファミーユが邪魔になった
無くなってしまえば仁は自分だけ見てくれるんじゃないかと思った、だから燃やした とか言われるかと思ってドッキドキしてたんだが
さすがにここまで飛ぶとエンディングがとんでもないことになるな。…とまぁここまでが里伽子クリア前までの印象。
里伽子クリア後に再度ざっとおさらい。こりゃひでえ、言葉のナイフの乱舞だ。
何もかもを吹き飛ばす爆弾が爆発スレスレのところで踏みとどまったのは起爆スイッチを持ってたのが仁だったからか。
ファミレスの会話ではまさに終末時計5秒前だったね。こえー。
最終的に里伽子は立ち直るけどこれは謝ってるのがまー姉ちゃんだからなのかな。
玲愛シナリオかなんかで言ってた「当事者が収めようとしても余計こじれる」ってことなのかしらん。
どうして許す気になれたのかイマイチよく分からないんだが
個人的にはこんなバカな女に仁は任せられない＆負けた自分が情けない と思った だったらいいな。なんとなくね。
だから最終CGはもうちょっと本気で仁を取り合ってる絵が欲しかったなぁ。
舌出してそっぽ向いてる絵じゃなくて、仁の左腕を里伽子が右腕を姉さんが掴んで取り合ってるような感じの。
・里伽子ルート
まず攻略に苦労。TRUEはNORMAL見てからとかわかんねーよ。攻略ページに頼ったよ。
他キャラと違ってNORMALを伏線として見せておく必要には納得できたんで
NORMAL見てない状況だったら24日の場所移動時に恵麻TRUE里伽子BADって書いておけばいいんじゃね？
んでBADかNORMAL1周してると発生条件欄に里伽子NORMAL未クリア時里伽子BAD発生って出すとか と思ったけど
イベントシートはそもそも24日のイベント見せないんだよな。これ設計間違ってるよ。
システム的な不満は以上。次はシナリオの話。
恵麻ルートでは耐えた里伽子が壊れたのはやっぱり直接仁から刺されたからだろうなぁ。
箱の鍵が緩むように優しく、箱そのものを壊すように残酷に。
そして開く禁断の箱。溢れ出す絶望。
しかし放たれたパンドラの箱の中に残った希望＝NORMALエンドで見た未来の可能性。
それを信じて立ち上がって前へ進む仁。対決。告白。「本当に…しょうがないなぁ……仁はぁっ！」
この流れは本当にすげー。仁マジでカッコイイ。
ただ勿体無いことに里伽子の中の人の喘ぎ演技が微妙過ぎ… 普通や泣き演技はそこまで気にならないんだけどなぁ…
あと3回目HのCGの2枚目と4枚目って左手そんな動くのかよと。めっちゃ上がってるめっちゃ体支えてる（
・まとめ
ざっと終わらせてみての感想をぶっちゃけて言うと「里伽子が仁を攻略するゲーム」だったかなぁ。
里伽子終わらせてから明日香、玲愛のラストや恵麻ルートを見直すと面白い。
知らずに幸せになって欲しい、でも本当は少しだけ気づいて欲しい。だから離れられない、でも応援してしまう。
パルフェの根元にいるキャラだとは思う。いいキャラだとも思う。
しかし里伽子シナリオのせいでまー姉ちゃんの評価が下がる
という意見だけには納得いかねえ納得できねえ。
だだ甘ダメダメお姉ちゃん最強。おまけもよかった。
あーそうそう、共通ルートの似顔絵オムライスのイベントが好き過ぎて困るんだが同士いませんか。
3/17追記
里伽子の左腕は手首より先が麻痺してるらしい。
じゃあ自分の体重支えられてもおかしくないのか… しかしそれなら子供も抱けると思うんだよなぁ。
根拠はなんだろうか。拒絶するときの左腕での振り払いだろうか。
ワシはあれ肩振ったんかと思ったんだが。言いたかったのはエロシーンはあれでいいらしいってことだけ。
あと攻略順の話をし忘れてたんで追記。
一般的には里伽子が最後ならあとは好きにしろって話だが
相当な鬱耐性があるなら里伽子BAD＞適当＞TRUEとかやって里伽子を救うことだけを目的にプレイとかどうか。
…うん無理。
評判がいい作品だけあって面白かった。若干手堅くまとめ過ぎと感じる部分もありつつもなかなかの破壊力。
システムの遊びやすさも高い。音楽も良。「tea time」がやたら気にいってサウンドモードでかけながら書いてた。
まー姉ちゃん＞＞明日香≧かすりさん＞玲愛＝里伽子＞由飛 がラブ順。
純正ツンデレや変則ツンデレが束になってかかってきても姉には勝てないんだよ！(性癖的な意味で
以下コメント記入時ネタバレ回避用スペース。
もし次の感想リクとかあったらコメント書いといて。
